●130 興國の人 こうこくのひと 〇ことなきときはうみにやまに

 表題:興國の人[興国の人]
 読み:こうこくのひと

 収録:(A)中等教育唱歌集 山田源一郎著 共益商社 1907(M.40).8.25=初/1908(M.41).4.25=再版 ◎Copy=(K1)
    (B)音樂新報第3巻7号 音樂新報社 1906(M.39).8 ◎Copy=(Z1)

 記譜:単声(伴奏付き) ト長調 2/4

 インチピット:ソ|ドソドレ|ミレミファ|ソドミレドシ

 曲:英國十六世紀の曲
 詞:犬童球渓


[詞] ※中等教育唱歌集より

1.事なき時は海に山に 衝器(はかり)を腰に槌を小手(こて)に
  おのおの家の業(わざ)をはげみ 御國の富を日々に進む

2.事ある日には家を忘れ 衝器(はかり)も槌も鍬も鎌も
  征夷(せいい)の戈と振りてかざし 御國の為めと君を守る

3.御國の為めに君がために 心を注ぎ身をばつくし
  防禦(まもり)を固め富をませよ これこそまこと大和男子(やまとをのこ)

  ※(B)=初出では1番第1節の最後 「…槌を腕に」となっている


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